
5)災害弱者対策の領域 最後に、災害弱者対策の領域と行政の課題を提示しておこう。 災害弱者対策の領域としては、その範囲を拡大して考えるべきである。これまで、災害直後の避難に限定されていたように思われる。より長期的な視点から、生命の維持、生活の確保を図るべく検討すべきである。その際に、次のような課題の解決が必要である。 第1に、災害対策の中に災害弱者の専管組織を設置すべきである。 第2に、支援団体との関連を整理、明確化すべきである。 第3に、福祉施策との関係や連携を、図るべきである。 第4に、防災対策における災害弱者対策の位置づけを明確にするべきである。
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